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ハードウェアウォレットの選び方

公開日: 2025年10月20日

ハードウェアウォレット

仮想通貨やNFTを長期的に、そして安全に保管したいと考えるなら、ハードウェアウォレットの導入は必須と言えます。この記事では、なぜハードウェアウォレットが最も安全なのか、選ぶ際に注目すべきポイント、そして信頼できるおすすめの製品を具体的に紹介します。

ハードウェアウォレットとは?なぜ安全なのか?

ハードウェアウォレットとは、仮想通貨の「秘密鍵」をインターネットから物理的に隔離された専用のデバイス内に保管するウォレットのことです。USBメモリのような形状が一般的です。

MetaMaskなどのホットウォレットは常にオンライン上にあるため、ウイルス感染やハッキングのリスクに晒されていますが、ハードウェアウォレットは取引に署名する時だけPCに接続します。署名自体もデバイス内の安全なチップ(セキュアエレメント)で行われるため、万が一PCがウイルスに感染していても、秘密鍵が外部に漏れることはありません。この仕組みが、最高レベルのセキュリティを実現する理由です。

ハードウェアウォレットを選ぶ際の重要ポイント

1. メーカーの信頼性と購入場所

あなたの全資産を預けるデバイスですから、メーカーの信頼性は最も重要です。長年の販売実績があり、世界中のユーザーから支持されているブランドを選びましょう。

【重要】必ず公式サイトか正規代理店から購入する

Amazonや楽天などのECサイト、フリマアプリなどで販売されているものは、悪意のある第三者によって改造されている可能性があります。初期設定済みの状態で届いたり、リカバリーフレーズが同梱されていたりした場合は100%詐欺です。絶対に公式サイトまたは正規代理店から購入してください。

2. 対応通貨とチェーン

あなたが保管したい仮想通貨や、利用したいブロックチェーンにウォレットが対応しているかを確認しましょう。ビットコイン(BTC)やイーサリウム(ETH)はほとんどの製品が対応していますが、マイナーなアルトコインを保有している場合は特に注意が必要です。

3. 使いやすさと機能

デバイスの操作性や、連携する管理ソフトウェア(Ledger Liveなど)の使いやすさも重要です。画面の大きさやボタンの操作感、Bluetooth接続の有無など、ご自身の利用スタイルに合ったものを選びましょう。

【2025年版】おすすめハードウェアウォレット徹底比較

上記のポイントを踏まえ、現在最も信頼性が高く人気のある製品を3つ紹介します。

モデル Ledger Nano S Plus Ledger Nano X Trezor Model T
価格帯 低(約1万円〜) 中(約2万円〜) 高(約3万円〜)
接続方法 USB-C USB-C, Bluetooth USB-C
画面 モノクロ モノクロ カラータッチスクリーン
特徴 コスパ最強 スマホ連携可能 直感的な操作性
こんな人におすすめ 初めて買う人、コストを抑えたい人 スマホで手軽に管理したい人 操作性を重視する人、上級者
Ledger Nano S Plus

Ledger Nano S Plus

定番モデルの進化版。コストパフォーマンスに優れる。

世界で最も有名なLedger社のエントリーモデル。旧モデルから画面が大きくなり、対応アプリ数も増えて使いやすさが大幅に向上しました。5,500種類以上の通貨に対応しており、DeFiやNFTの管理も可能です。初めてのハードウェアウォレットに最適な一台です。

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Ledger Nano X

Ledger Nano X

Bluetooth対応のフラッグシップモデル。

Nano S Plusの全機能に加え、Bluetooth接続に対応した上位モデルです。これにより、PCだけでなくスマートフォンとワイヤレスで接続し、外出先でも安全に資産管理ができます。スマホメインで利用したい方に最適です。

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Trezor Model T

Trezor Model T

タッチスクリーン搭載。直感的な操作性が魅力。

Ledgerと並ぶ老舗ブランドTrezorの最上位モデル。フルカラーのタッチスクリーンを搭載しており、PINコードやパスフレーズの入力をデバイス上で完結できるため、PCへの入力情報を盗み見られるリスクを排除できます。操作性を重視する方におすすめです。

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【上級者向け】パスフレーズ(25番目の単語)でセキュリティを極める

ハードウェアウォレットには、「パスフレーズ」という追加のセキュリティ機能があります。これは、24個のリカバリーフレーズに加えて、あなた自身が設定する25番目の単語(またはフレーズ)のことです。

この機能を使うと、同じ24個のリカバリーフレーズから、パスフレーズごとに全く異なるウォレットを無限に生成できます。万が一、24個のリカバリーフレーズが盗まれても、25番目のパスフレーズがなければ真のウォレットにアクセスすることはできません。ダミーのウォレットに少額の資産を入れておき、万が一の際にはそれを差し出すといった使い方も可能です。

よくある質問(FAQ)

Q. ハードウェアウォレットの会社が倒産したら資産はどうなりますか?

A. 問題ありません。あなたの資産はデバイスではなくブロックチェーン上に記録されています。デバイスはあくまで秘密鍵を管理するツールです。もしメーカーが倒産しても、リカバリーフレーズさえあれば、別のメーカーのウォレットやソフトウェアウォレットで資産を復元できます。

Q. デバイスを紛失したり、壊れたりしたら?

A. この場合も問題ありません。新しいハードウェアウォレットを直ぐに購入し、設定時に「ウォレットを復元」を選んで、保管しておいたリカバリーフレーズを入力すれば、完全に資産を復元できます。

まとめ:長期投資家こそハードウェアウォレットを

仮想通貨市場は常にハッキングのリスクと隣り合わせです。特に、長期的に資産を保有する「ガチホ」層にとって、取引所のウォレットやホットウォレットに資産を置き続けることは非常に危険です。未来の大きな価値になるかもしれないあなたのデジタル資産を守るため、ぜひハードウェアウォレットの導入を検討してください。