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【始め方】NFTの買い方・売り方を徹底ガイド

公開日: 2025年10月20日 / 更新日: 2025年10月29日

NFTを始めるステップ

NFTに興味はあるけれど、「何から始めたらいいか分からない」「専門用語が多くて難しそう」と感じていませんか?

ご安心ください。この記事では、NFTを始めるために必要な準備から、世界最大のマーケットプレイスOpenSeaでの実際の売買手順まで、誰でも実践できるように5つのステップに分けて分かりやすく解説します。

NFT取引の全体像

NFTを売買するまでの流れは、大きく分けると以下のようになります。一つ一つのステップは決して難しくありませんので、順番に見ていきましょう。

  1. 国内仮想通貨取引所で口座を開設する
  2. 仮想通貨ウォレットを作成する(MetaMask)
  3. イーサリアム(ETH)を購入し、ウォレットに送金する
  4. NFTマーケットプレイス(OpenSea)に登録する
  5. NFTを売買する

Step 1: 国内仮想通貨取引所で口座を開設する

NFTの売買には、主にイーサリアム(ETH)という仮想通貨が使われます。まずは、日本円でイーサリアムを購入するために、国内の仮想通貨取引所で口座を開設しましょう。

「販売所」ではなく「取引所」を使おう

仮想通貨を購入する場所には「販売所」と「取引所」の2種類があります。販売所は操作が簡単ですが、手数料(スプレッド)が広く設定されており割高です。一方、取引所はユーザー同士で売買するため、手数料を安く抑えられます。コストを節約するため、必ず「取引所」形式でイーサリアムを購入しましょう。

初心者の方には、アプリが使いやすく、取引所形式での売買に対応しているCoincheck(コインチェック)bitFlyer(ビットフライヤー)がおすすめです。送金手数料まで考慮するならGMOコインも有力な選択肢です。

Step 2: 仮想通貨ウォレットを作成する(MetaMask)

次に、購入したイーサリアムやNFTを保管しておくための「財布」の役割を果たす、仮想通貨ウォレットを作成します。最も広く使われているのがMetaMask(メタマスク)です。

MetaMaskはPCのブラウザ拡張機能やスマホアプリとして無料で利用できます。公式サイトからインストールし、指示に従ってウォレットを作成してください。

最重要:シードフレーズの管理

ウォレット作成時に表示される12個の英単語(シードフレーズ)は、ウォレットを復元するためのマスターキーです。スクリーンショットやPCのメモ帳には絶対に保存せず、必ず紙に書き写し、誰にも見られない安全な場所に保管してください。金属製のプレートに刻印して保管するのもおすすめです。

Step 3: イーサリアム(ETH)を購入し、ウォレットに送金する

取引所の口座開設が完了したら、日本円を入金し、「取引所」でイーサリアム(ETH)を購入します。購入が完了したら、そのETHを先ほど作成したMetaMaskウォレットに送金します。

送金は「テスト送金」を忘れずに

MetaMaskを開き、上部に表示される「0x...」から始まるアドレスをコピーし、取引所の送金画面で宛先アドレスとして貼り付けます。アドレスを1文字でも間違えると資産を失う可能性があるため、初めて送金する際は、まず少額(0.001 ETHなど)を送ってみる「テスト送金」を必ず行いましょう。無事に着金したことを確認してから、本番の金額を送金するのが安全です。

Step 4: NFTマーケットプレイス(OpenSea)に登録する

これでNFTを売買する準備が整いました。世界最大のNFTマーケットプレイスであるOpenSea(オープンシー)にアクセスし、ウォレットを接続しましょう。

OpenSeaのサイト右上のウォレットアイコンをクリックし、MetaMaskを選択します。ウォレットが起動し、接続の許可を求められるので承認すれば、アカウント作成は完了です。

OpenSea以外のマーケットプレイス

OpenSeaが最大手ですが、他にも特徴的なマーケットプレイスがあります。

  • Blur: プロトレーダー向けの機能が充実しており、取引高が大きい。
  • Foundation: 招待制で、アート性の高い作品が多く出品されている。

Step 5: NFTを売買する

NFTの買い方

  1. プロジェクトをリサーチする: 購入したいNFTコレクションが見つかったら、すぐに購入せず、まずはリサーチをしましょう。公式サイトやX(旧Twitter)、Discordなどを確認し、運営チームが信頼できるか、コミュニティが活発かなどをチェックします。
  2. 購入方法を選ぶ: 購入方法は主に「Buy now(今すぐ購入)」と「Make offer(オファー)」の2種類があります。オファーは、特定のNFTだけでなく、コレクション全体に対して「この価格ならどれでも買う」というオファー(Collection Offer)を出すことも可能です。
  3. 取引を承認する: 購入したいNFTが見つかったら、価格とガス代(手数料)を確認し、ウォレットで取引を承認(Confirm)します。しばらくすると取引が完了し、あなたのウォレットにNFTが追加されます。

NFTの売り方

  1. 売りたいNFTを選ぶ: OpenSeaのプロフィールページから、売りたいNFTを選択します。
  2. 販売方法と価格を設定する: 「Sell(売る)」ボタンを押し、固定価格(Fixed Price)かオークション(Timed Auction)かを選び、販売価格と期間を設定します。価格設定時には、OpenSeaの手数料(2.5%)とクリエイターロイヤリティ(通常5%〜10%)が差し引かれることを考慮しましょう。
  3. 出品を承認する: 画面の指示に従い、ウォレットで署名や承認を行えば、出品が完了します。

【必読】NFT詐欺から資産を守るために

NFTの世界は黎明期であり、初心者を狙った詐欺が横行しています。以下の手口を必ず覚えておきましょう。

よくある詐欺の手口
  • 偽のミントサイト・偽OpenSea: XやDiscordのリンクから安易にサイトに飛ばず、公式サイトのURLをブックマークしておき、そこからアクセスする習慣をつけましょう。
  • DMでの甘い誘い: 「当選しました」「コラボしませんか」といった内容のDMは99%詐欺です。DM内のリンクは絶対にクリックせず、知らない人からのDMは無視しましょう。
  • フリーミント詐欺: 「無料でNFTがもらえる」という謳い文句でウォレットを接続させ、資産を抜き取る手口です。知らないプロジェクトのフリーミントには参加しないのが賢明です。

まとめ:まずは少額から始めてみよう

最初は難しく感じるかもしれませんが、一つ一つのステップを実際に手を動かしながら進めていけば、誰でもNFTを始めることができます。まずは無理のない範囲の少額から、気になる作品を探して購入してみてはいかがでしょうか。新しいデジタルの世界が、あなたを待っています。